さるぢえブログ

ねむねむ病

基本的にネムネムの毎日です。今日は、起きたら午後3時過ぎでした。
東京での夜型生活＝フランスの昼型生活。なのではないかと思うのであります。フランス前もネムネムな暮らしだったし。私のバイオリズムは年中時差ボケって事ですね。

「写真の真実」フランク・ホーヴァット

アルルで知り合いになった人から教えてもらった本「写真の真実」フランク・ホーヴァット。
トレヴィルの本なので新刊はない。ネットの古本屋で見つけた。

今日届いた。
フランク・ホーヴァット自身も写真家で、彼がリスペクトしている写真家へのインタビュー集。
ここに収録されている作家の半分は知らないのだが、早速、移動中の電車で読み始めた。
一人目エドワール・ブーバ。シビレる。
多分、食えないオヤジ対談なのだが、こんな風に言葉で写真を撮る事を話せるようになりたい。
ドキドキする。涙が出そうになる。
降りる駅で一人目を読み終わる。

次ヘルムート・ニュートンも読みたいのだが、そんなに早く読んでしまってはモッタイナイので我慢する。

帰国後

鍼灸メンテ。アルルに行く前より良いよ。と言われる。
飛行機疲れの腰が軽くなる。
洗濯する。

師匠にザクっと報告。

アルルをざくっと、まとめる。
また、書き忘れがあるような気がする。

くやし涙のやられた写真家情報がアルル事務局から送られて来た。検索かけなくて済んだ。thanks.事務局
Guillaume Amat
Margherita Crocco

アルルで写真を見せた day 8

成田着。やっぱり日本の空気は、やんわりと真綿のように柔らかで、帰って来てしまったのだと思う。

きつかったけど結果的には楽しかった。
やってみないと判らない事は多い。
もっと厳密に意識的で客観的に作らないとダメ。と、いうことが判明。
レビュアーは、好きな写真は好きと言ってくれる。そして、これがまた、人それぞれで面白い。が、かなりの確率で「好き」と言ってもらえる人気者の写真がある。これもまた、興味深い現象。
セレクトも、レビュアーごとにいろいろな意見がある。編集者とギャラリストでかなり違う。
テーブルで写真を広げていると、「写真を見せてー。」と言われる事あり。
レビュー参加者の平均年齢は、若くない。
"atomosphere"という言葉を覚える。
今回は、日本人がざくっと20人くらい居たらしい。ちょっとした日本人コミュニティーが形成される。

毎年行く必要はないけれど、数年に1度くらいなら行ってみる価値があると思う。

一応、セッションは録音したので、聞き直しておかないとね。

アルルの写真は、↓にまとめてあります。
Les rencontres d'Arles photography 2008

アルルで写真を見せた day 7

パリ最終日。革命記念日でパレードとかあるらしいけど、ルーブルがタダなので行ってみる。
時々、戦闘機が頭上を飛ぶ音がする。
とりあえず、絵画を見る事にしてアリの巣のような所をウロウロ見て回る。
今まで、「古い西洋絵画なんてカビくさそうなもの見てもね〜。」と思っていた。
ここも、「ごめんなさい。」でした。
オリジナル見る事は重要。
こういう歴史の最後に写真がある事を漠然と認識する。

シャルルドゴール、チェックインカウンターが行列。
フランスは行列多い。

アルルで写真を見せる day 6

アルル最終日。見ていない展示を見て、街をうろうろ。
レビュー会場で展示している、レビュアーが選んだ”本日のベストフォトグラファー”の写真を見る。
最後の2人の作品。「やられた。」と思った。涙が出る。
これが見られただけでも良かったと思う。

夕方のTGVでパリへ戻る。パリは、涼しかった。
戻ったら、革命記念日前夜祭。バスティーユでイベントやっていた。

アルルで写真を見せる day 5

レビュー最終日。1人。
最終日なので、のんびりモード。昨日のアドバイスからセレクトを変えたものを見せる。
意見を聞いてみる。

オーストリアの写真家とご飯。
夜のトリのメインイベントは。ラクロアのファッションショーとクーデルカのプラハの未発表作品のスライドショー。雨で開催が大幅に遅れる。情報もなく待たされる＞フランス人ってやつは。

ラクロアのショー。チビッとしかやらないのかと思っていたら、ショーの形式フルセット。モデルさんがいっぱい出て来た。

クーデルカ。ヨーロッパでのプラハの事件がどう解釈されているのか判らないので、何とも言えないのですが、なぜ今、プラハの未発表を出したのか聞いてみたいところではあるな。
すぐ後ろの居たクーデルカを見る。それには、感激。

アルルで写真を見せる day 4

レビュー休み。展示を見て回る。

今年のテーマはファションなので、ファッションの写真が充実。
アベドンもある。
古いボーグの物撮り写真がキレイ。
ヨウジのカタログも展示されていた。

宿泊していたホテルの前の美術館ではラクロアの服の世界感を写真と他の媒体で表現していた。面白かった。

ギャラリーの展示。作家の自主イベントあり。街を徘徊する。

夕方。知り合いになったオーストリアの写真家に写真を見せる。
彼らのアドバイスから、”新作”がレビュアーにどう見えているか、なんとなく理解する。Oさんが通訳してくれた。感謝。感謝。

レビュー用に用意したドキュメントが不十分である事も判明。

夜はスライドショー満載。あちこち見て回るが、意外にドキュメンタリー系が多かった。

アルルで写真を見せる day 3

レビュー3人。
今回、レビューした2つのシリーズのうち、モンゴルの写真は比較的ちゃんと見てくれるのだが、新作の反応なさが良くわからず。
それがどこから来るのかいまいち判らず。
確かに、このセレクトを終えた段階で限界はある程度、見えていたのだが…。

会場でオーストリアの写真家と知り合いになる。

アルルで写真を見せる day 2

レビュー4人。大御所満載。
気に入ってもらえる事がありつつも、セレクトの部分を突っ込まれる。
セレクトの方法のアドバイスなど。
ゆっくり単純な英語であれば、なんとなく理解できるのだが。
いろいろ話されるとお手上げ。所々の単語しか耳に入ってこず。
意外に判りやすいのがアメリカ人のクセのない英語。

「日本人の写真家100人知っている？」
「展示をするなら、写真家のマップを持ちなさい。自分が何処に居るのか判っている？」
「もっと撮って、もっと勉強しなさい。」

「SHIRAOKAみたい。」

（↑多分）と言われる。